[ADS通信 Vol.5] 2018.3

ADS通信 バックナンバー

【 ADS通信 】Vol.5 ADSの豆知識とADS個別教室のご案内  2018.03

いつもお世話になっております。生活産業研究所です。 本メールは、弊社サポート宛てにメールにてお問い合わせいただいた お客様及び弊社より今回のご案内をさせていただいたお客様にお送り しています。

現在、弊社では”EpcotNet”というメルマガを発行しておりますが、 この度、ADSユーザー様向けの情報配信を【ADS通信】として別途行うことになりました。 内容は一部メルマガと重複する部分はございますが、実際にADSを ご利用されている方にお役に立つ情報の配信とさせていただきたい と考えておりますのでよろしくお願いいたします。


INDEX

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■ADSの豆知識 [建物の高さを一括で変更する・ADS-BTで解析する建物に関して・天空率計算1と計算2の違い・高度地区地域の北面道路における天空率利用(道路)]

■新サービス ADS個別教室のご案内

■高さ制限解析サービスのご案内

■メールによるサポート依頼をされる場合のお願い

■天空率取扱い等、情報のご提供のお願い

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ADSの豆知識

今回は、あまり知られていない機能(設定方法)や注意点をまとめてみました。

1)建物の高さを一括で変更する  ※ADS-win/LAX/LA

ADS-win(LAX/LA)の建物編集時に、高さを一括で変更する方法はご存知ですか?
“リスト編集”で個々に変更することができれば覚える必要は無いかもしれませんが、 ブロック数が多くなればなるほど変更が面倒になります。 一括変更は、”ブロック編集/垂直移動”で行います。 予め変更したいブロックを選択してから、”垂直移動”を選択するとDLGが表示されます ので、パラメータを設定することで一括変更が可能です。 “垂直移動”をご利用する際の注意点が1点あります。 中空(宙に浮いた)ブロックと建物ブロックが混在する場合は、別々に”垂直移動”を 選択してください。

〇建物ブロックの場合(DLG内)

→移動面で”上面のみ”を選択し、オフセット入力

〇中空ブロックの場合(DLG内)

→移動面で”上下面”を選択し、オフセット入力
※中空ブロックの場合は、通常、全体をオフセットさせるかと思います。”上面のみ”にしてしまうと厚くなってしまします。

その他の複数ブロック編集に対応したコマンドとしては
★複数ブロックの平面移動→ブロック移動
★ブロックのカット→垂直カット/水平カット
もあります。 垂直移動も含めて、”建物編集/ブロック編集”選択時のヘルプに詳細が掲載されています。

2)ADS-BTで解析する建物に関して ※ADS-BT共通

現在、BIMツールとして販売していますADS-BT(3製品)は、ご存じのとおりアドオン システムとなっており、解析する建物はベースのCAD側でのモデリングとなります。 ADS-BTを計画段階で利用される場合は、簡易的が形状で行われるかと思いますが 計画が進むにつれて入力されるモデルも細かくなってきます。 ADS-BTは、表示されているものが計算対象建物として扱いますので、高さ制限解析 に必要としない室内のモデル等が表示されたままま計算すると、相当な時間がかかる ケースも出てきます。 よって。ADS-BTで効率よく計算させるためには、高さ制限解析に必要なモデルのみを 表示させた状態で各種計算メニューを選択してください。

※REVIT版はADS-BT環境設定内で計算させる3Dビューの登録ができるようになっています。 ARCHICAD及びVectorWorksは、それぞれの機能(表示レイヤ切換え)を利用してください。

3)天空率計算1と計算2の違い ※共通

天空率制度が施行されて16年目となりました。弊社取扱い製品における天空率の計算結果は、”計算1″と”計算2″に分かれています。 天空率を利用したシミュレーションの経験が比較的浅い方は、この計算1と計算2の 違いをご存じないまま操作されている方がいらっしゃってもおかしくありません。 (最終判断は”計算2の計-適(差)”で判断だけはお分かりかもしれませんが) 改めて計算1と計算2の違いを説明します。

〇計算1(積分計算)

・システム独自の計算によるもので、弊社のシステムは投影された天空図のアウトライン に対して積分計算を行っています。(天空率システムによって異なります)

〇計算2(求積計算)

・最終的な判断の元となる求積計算を行います。投影された天空図のアウトラインに 対して行いますが、適合と計画で三斜の取り方が異なります。

“適合建築物”

→天空図中心から見て外接で三斜を取ります。投影図の天頂側は基本的に曲線となっているのに対して、天空率が大きくなるように三斜を取っています。

“計画建築物”→天空図中心から見て内接で三斜を取ります。 →天空図中心から見て内接で三斜を取ります。投影図の天頂側は基本的に曲線となっているのに対して、天空率が小さくなるように三斜を取っています。

適合の天空率 計算1<計算2

計画の天空率 計算1>計算2

★計算1の”計-適”よりも計算2の”計-適”の方が厳しくなっているのはそのためです。

三

4)高度地区地域の北面道路における天空率利用(道路) ※共通

高度地区は、都市計画法の規制となりますので天空率は利用できないことはご存じかと思いますが、北面道路の場合は高度地区よりも道路斜線の方が厳しくなることで、高度地区の高さを限度として道路斜線で天空率は利用可能です。
東京の場合、1種高度ではあまり効果が得られませんが、2・3種高度になると道路斜線と高度地区との差が結構ありますので、該当するプロジェクトの場合は御一考です。

三
三

※共通→ADS-win(LAX/LA)及びADS-BT共通

新サービス ADS個別教室のご案内

この度、生活産業研究所では天空率・日影計算システムADSに長年携わってき たADSのプロが対面でしっかり操作説明やサポートをする[ADS個別教室]を行う 事となりました。 内容やレベルは講師と個別相談できますので、ご希望通りの プランでのサポートやADSの習得が可能です。

高さ制限解析サービスのご案内

[各種高さ制限解析サービス]

□確認申請図書作成代行 
・天空率申請図書の作成代行を行います。

□天空率無料判定
・天空率の無料判定(算定)を行います。

□ADS作業代行
・ADSのデータ入力作業の代行を行います。

□天空率コンサル
・天空率に関するコンサルを行います。

[その他のサービス]

□企業講習・訪問指導
・システム講習は勿論、天空率制度(座学)等も行っています。

□Youtubeチャンネル
・各種システムの動画のページです。

メールによるサポート依頼をされる場合のお願い

サポートセンターをご利用の際、メールにてご依頼されるケースがございます が、本文内には下記の内容の併記もお願いいたします。

〇システム名

・ADS-BTの場合は、ベースのCAD(REVIT/ARCHICAD/VECTORWORKS) の記述もお願いします。

〇バージョン

・ADS-win(LAX/LA)の場合は、プルダウンメニュー/ヘルプ/バージョン情報 で表示される右上の数値(9.50 006)
・ADS-BTの場合は、ベースのCADのバージョン

天空率取扱い等、情報のご提供のお願い

敷地形状及び道路の接道状況における取扱い等、実案件における取扱い事例等
も今後の【ADS通信】にて配信させいただきたいと考えております。
つきましては、実案件にて通常とは異なった取扱いケース等ございましたら
情報のご提供をいただけると幸いです。

★ご連絡先はこちら → support@epcot.co.jp (担当:菅原)

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